12日の国研の共同利用セミナーでは私も発表をしたのだが、個人的に一番興味をひかれたのは高田智和さんの発表だった。1948年の日本人読み書き調査の資料が国研にあるというのだ。この読み書き調査は占領軍が企画し、実際の調査と… 続きを読む 読み書き調査と会計機
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琉球方言の「主観的打消し」
琉球方言の動詞の活用のカテゴリーとして「主観的打ち消し」が存在することを述べたい。 本来ならば論文の形で公表すべきなのかもしれないが、要点は『方言の研究』5の「変わりゆく徳之島方言(琉球方言)と文献研究」のなかでもう述… 続きを読む 琉球方言の「主観的打消し」
島の台風
台風11号は8月30日に南大東島で猛威を振るい、そのまま琉球列島の方向に向かってから一旦南下してそれから北上した。琉球諸島が強風圏を脱したのは9月7日になる。これは徳之島が大変なのではないかと心配になった。 徳之島の物… 続きを読む 島の台風
私のコンピューター史 2
東京語アクセント資料では国研の大型計算機にすべてのデータを入れてデータベース化をしたが、これが使えなくなったときにPCで使えるようにデータを移行させるのに失敗してしまった。これにはいろいろな歴史があり、ここでは書き切れ… 続きを読む 私のコンピューター史 2
魔改造の夜
録画しておいた「魔改造の夜」を一週間ほど時間を置いて見た。まさかこの番組に技術史を思い起こさせることが出てくるとは思っていなかったのでちょっと感動した。 「魔改造の夜」というのはNHKBSの番組で、おもちゃや家電製品を… 続きを読む 魔改造の夜
「フィガロ」の魅力
今年はOMFが観客を入れて行われる。と言っても大抵の人にはちんぷんかんぷんだろうと思われるのでちょっと説明する。OMFはセイジオザワ松本フェスティバルの略で、もともとはサイトウキネンフェスティバルとして1992年から松本… 続きを読む 「フィガロ」の魅力
私のコンピューター史 1
徳之島コーパスの研究が一つのヤマ場を迎えた(と勝手に思っている)今、自分とコンピューターとの関わりを振り返りながら研究に対して意味づけをしてみたい。 プログラミングの初体験をしたのは修士課程にいたときだから今から半世… 続きを読む 私のコンピューター史 1
友あり遠方より
フランスのフィリップさん(「共同利用型研究」にも登場されている)が茅野にご家族で来られたので国研の大西さんと会ってきた。ちょうど3年前コロナの気配などないときに3人で茅野の各所を回って以来だ。フィリップさんはニース大学(… 続きを読む 友あり遠方より
DXって何だ
日本の経済がうまく行かないのはDX(デジタルトランスフォーメーション)が遅れているからだということで政府が旗を振ってDXを進めようとしている。だが、世の中にはデジタル化に背を向けているところが多い。そういうのを見ていると… 続きを読む DXって何だ
耳聞神社
今の住所に越してしばらくしたころ、近くに奇妙な名前の神社があることに気がついた。通りに面して間口3メートルの石囲い、石作りの鳥居に「耳聞神社」と額が付いている。その奥にけやきの老木が立っていてそのけやきの陰に高さ2メー… 続きを読む 耳聞神社