2月18日のninjalフォーラム(国研ズーム開催)は「語彙資源の構築と活用」がテーマだった。私は私用があったので午前中のいくつかの講演だけ聞いたのだが、そのうちの小木曽智信さんと大西拓一郎さんの講演について書きたい。… 続きを読む ninjalフォーラム 1
カテゴリー: 方言コーパス
沖縄方言のマンガ
『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』という長すぎる題のマンガがある。私が見つけたのではなく、もと同僚のK先生のお導きによる。持つべきものは友である。 沖縄の高校に転校した中村君が一目惚れした喜屋武(きゃん)さ… 続きを読む 沖縄方言のマンガ
方言研究の補助としてのAI
最初に断っておきたいのだが、私は何でもコンピューターにやらせることが正しいとは思っていない。コンピューターで仕事をするのは二つの場合しかない。コンピューターを使ったほうが人手よりもずっと速かったり大量にできてしかも正確… 続きを読む 方言研究の補助としてのAI
コーパス現況
このブログのトップにあるエントリー「本ブログの構成」を改訂することにした。あらためて全体を見直すとどうも最近はこのブログを作った初心を忘れてしまったのではないかと思える。今何を考えているかも重要だが、このブログの最大の… 続きを読む コーパス現況
私のコンピューター史 2
東京語アクセント資料では国研の大型計算機にすべてのデータを入れてデータベース化をしたが、これが使えなくなったときにPCで使えるようにデータを移行させるのに失敗してしまった。これにはいろいろな歴史があり、ここでは書き切れ… 続きを読む 私のコンピューター史 2
私のコンピューター史 1
徳之島コーパスの研究が一つのヤマ場を迎えた(と勝手に思っている)今、自分とコンピューターとの関わりを振り返りながら研究に対して意味づけをしてみたい。 プログラミングの初体験をしたのは修士課程にいたときだから今から半世… 続きを読む 私のコンピューター史 1
関西弁コーパスの聞き取り 続
4週間かけて「大阪神戸」の聞き取りを完了した。思ったより時間がかかったが、それだけの分量があった。それと、通して読むことで分かる表記のミスや勘違いを見逃さないよう注意していたのも時間を食った原因だった。 全体を通してみる… 続きを読む 関西弁コーパスの聞き取り 続
国研の方言コーパス
10月26日の国研のコロキウム(小規模な研究発表会)は小木曽智信教授の「方言書き起こしテキストの形態素解析に向けて」だった。この御時節なのでズーム開催なのだが、おかげで東京まで足を運ばなくても聴講することができる。国研の… 続きを読む 国研の方言コーパス
関西弁コーパスの読み込み
ヘファーナンさんの関西弁コーパスのテキストをコンピューターで調べることはしていたが、全テキストを読み通すことはしていなかった。中身を全く知らずに分析しようとしていたことになるので、さすがにこれはまずい。そこで、4日前から… 続きを読む 関西弁コーパスの読み込み
関西弁コーパスとヘン、ヒン、ヤン
9月16日の東京外国語大学主催の大西拓一郎さんの講演「ン系動詞否定辞の変化と補填成分―ヘン・ヒン・ヤン・ランなど―」(ズーム開催)は刺激的だった。近畿地方の否定表現が主題なのだが、方言形の新たな伝播がなさそうと思われてい… 続きを読む 関西弁コーパスとヘン、ヒン、ヤン