9月から東京の都美術館で田中一村の展覧会を開催している。 田中一村の名前を知らない人は多いのではないかと思う。1977年に69歳で永眠したあと、名瀬市で遺作展が開かれたり南日本新聞で画業が紹介されたりしたのだが、1984… 続きを読む 田中一村
カテゴリー: 雑文
ことばの時代考証
NHKの「朝のテレビ小説」いわゆる朝ドラをここ30年ほぼ欠かさず見ている。 朝ドラの時代設定は明治から現代までさまざまだが、戦後から昭和50年代だったりすることが多い。それくらいだと私の生きてきた時代とかなり重なる(19… 続きを読む ことばの時代考証
松本サリン事件30年
松本サリン事件から30年になる。 私はたまたま東京の生家にいて、松本にはいなかったのだが、朝のニュースを聞いてこれは容易ならざる事態だとおもった。 松本に帰って大学に顔を出したら、講座の学生の一人が病院に入院したという。… 続きを読む 松本サリン事件30年
板書
先日の新聞に高校生の投書が載っていた。その高校生の高校では科目によってノートの点検があり、採点もされる。先生の板書をそのまま写したノートは高い得点が与えられるが、その高校生は自分が知っていることは記録しないので先生の板書… 続きを読む 板書
ワープロ専用機
今の大学生の年代の人たちは見たことも聞いたこともない可能性があるのだが、ワープロ専用機というものがあった。簡単に言えば、1台で文書作成と印刷が行える機械である。プリンターとキーボードと白黒の液晶画面、フロッピードライブが… 続きを読む ワープロ専用機
岡村隆博さん 2
1977年には1年間の内地留学で東大文学部の授業を聴講した。岡村さんにはもともと学問に対する憧れがあったのだが、内地留学はその憧れを更に募らせることになった。 おそらく東大調査以後のことと思われるが、岡村さんは上記の人た… 続きを読む 岡村隆博さん 2
岡村隆博さん 1
岡村隆博さんが永眠された。2024年4月3日、享年88。徳之島方言の話者であり、多くの研究者のインフォーマントとして活躍された。琉球方言研究にとって大きな損失である。 岡村さん(私は先生と呼びならわしていたが、ここでは岡… 続きを読む 岡村隆博さん 1
頭のチーズ
国研の所蔵している海外言語地図を調査しているのだが、そのなかの『ニューイングランド言語地図』(キューラス、1939)の地図化項目のなかにhead cheese,souseとあるのを発見した。これこそベルギー生まれのグロー… 続きを読む 頭のチーズ
二つの木遣り
松本市立博物館が城の敷地から中心市街に引っ越して新装開館したのだが、オープニングイベントとして行われた御柱にまつわる芸能の公演を見に行ってきた。 前日も公演はあったのだが、それは浮き世の義理で見逃した。今回は千鹿頭(ちか… 続きを読む 二つの木遣り
外苑開発と絵画館(訂正記事)
神宮外苑の開発計画で絵画館が消えるようなことを書いたが、これは間違いだった。もし、私のブログで誤った情報をそのまま受け取った人がいてそれを他の人に広めるようなことがあってはまずいので、間違いに気がついた今急いで訂正の記事… 続きを読む 外苑開発と絵画館(訂正記事)