人名の読み方

たまたまつけていた五輪柔道の中継で耳慣れない名前を聞いた。「ベウチェミンピナード」。
カナダの選手だと言うが、「エウ」という母音連続は珍しい。カナダは移民国家だが、ルーツはどうなっているのだろうか。一瞬だけアルファベット表記が見えた。
Beaucheminpinard
フランス語読みすれば、「ボーシュマンピナール」(美しい道ピナール)となって全然変な名前ではない。ボーシュマンとピナールが一緒になった名前と見える。もともと、カナダは英語とフランス語が公用語になっているくらいで、フランス系カナダ人が多い。セリーヌ・ディオンもアブリル・ラビーンもフランス系だ。
仮に英語読みしてもBeauをベウなんて読むはずがない。
次の試合に出てきたフランスの選手は「アグベニュー」だと言う。見るからにアフリカ系の人だったが、これはアルファベット表記ではAgbegnenouとなっていた。いや、フランス語式に読んだら「アグベニュヌー」となるはずだ。明らかにおかしい。
一体どういうことかと思ってオリンピックの公式サイトを見たら、カナダの選手は「ボーシュマンピナール」、フランスの選手は「アグベニュヌー」と表記されていた。単なるテレビ局の怠慢だが、毎回こんなことがある。外国開催ならまだわかるが、東京開催で公式サイトに日本語表記の名前があるのだから、ちゃんと見てほしい。

高校の1年で地学の試験があった。「モホロビチッチ面」を「モホロビッチ面」と書いた生徒に土田先生は「どっちでも正しい」。今クロアチア語の綴りを確認したが、モホロビチッチしかない。ずっと気になっていたんだが。

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カテゴリー: 雑文

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