ウクライナの戦争

「ウクライナはロシアに勝っているんだよね」と4歳の孫が娘に半ば嬉々として尋ねたらしい。
小さい子供が「ウクライナ」という固有名詞を口にするとは尋常なことではない。おそらく、友達がウクライナに何らかの関係がある家の子供で毎日親が心配そうにテレビのニュースを見ているのではないかと想像する。
私も24日にロシアが侵攻してから、よく眠れない。独裁者の思い込みで4200万人の生命をおびやかし、生活を破壊したのだ。プーチンの言い分は不条理としか言いようがないが、あそこまでやってしまうと引っ込みがつかない。プーチンが権力を握っているかぎり、ウクライナを瓦礫にして破壊し尽くすまで、戦争を続けるだろう。この戦争がどういう終わり方をするかを考えて眠れなくなってしまう。
原発を砲撃したというニュースを聞いて、核戦争になりかねないと本気で心配した。プーチンはいつでも核のボタンを押せるんだぞと脅迫しているが、24日以降のロシア軍の行動を見ているとプーチンが正常な判断能力を有しているか疑わしく思える。
こんなに核戦争のことが心配になったのは1962年のキューバ危機以来だ。あのときは小学校6年だったが、世界が終わってしまうと本気で不安になった。あの不安と恐怖は忘れられない。
今もし核戦争が起きたら、奪われるのは私より若い人たちの未来だ。自分に未来があるとしてそれは大したものではない。でも若い人たちには成し遂げたいこともあるだろうし、守りたい幸せも勝ち取るべき幸せもあるだろう。独裁者の思い込みや気まぐれで人類の運命が尽きることは絶対にあってはならない。

こんなことを書くためにブログを始めたのではないし、書きたくもないのだが、このところ頭を占めているのはこのことなので書かないわけにいかない。

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カテゴリー: 雑文

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